巡礼カメラマン
写真撮影は、聖地巡礼の楽しみの一つです。
アニメでお馴染みの大鳥居前で記念写真を撮る観光客や、
プロ顔負けの力作絵馬に、使い込んだ一眼レフを構える巡礼常連者まで、
聖地には大勢のカメラマンが訪れます。
かく言う私も毎週末、スタンプラリー台紙とデジタルカメラを持って鷲宮・幸手を巡ります。
神社の桜、用水路沿いのコスモスの育ち具合、その日食べたスタンプメニューなど、
撮る対象は毎回気まぐれ。
ですが、予想以上にいい写真が撮れて思わずニマニマしてみたり、
10枚ほど撮ったはずの写真が全部ボケボケで泣きたくなるのもなかなか乙なものです。
それに何より、何十何百の失敗写真の山から選りすぐった最優秀写真を日記に上げて、
ネット仲間達から感想を頂くのはもう堪りません。
大切な、大好きな聖地を写真に収めたい――
そんな巡礼写真家の中には、記念撮影や日記ネタより更に踏み込んだ写真を目指す
上級者もいます。
例えば『フィグマスター』と呼ばれる人物は、こなたやかがみのフィグマ(関節を動かして、
様々なポーズが取れるお人形)を常に連れ歩いています。
満開の桜の下や黄昏の花畑、特急電車の車内や高度1万メートルの飛行機の中まで、
チャンスと見るやらき☆すたフィグマを並べ、あたかも『らき☆すたキャラがワイワイ
旅行しているかのような』写真に仕上げるためです。
突然フィグマ撮影を始める姿は、しばしば道行く人を驚かせますが、出来上がってくる
写真は見事。ガタンゴトンと揺れる車内で全くブレのない写真を撮り、
絶妙なポージングで陰影を作り、繊細な感情を表現しようとする技術と熱意は、
もう誉めるべきか呆れるべきか。
先日、『らき☆すたコラボデジカメ
ダイナミックフォト・コンテスト』の受賞者が
発表されました。
これは、デジカメで撮った背景写真に、好きならき☆すたキャラのイラストを配置して
『自分だけのらき☆すたの一コマ』を作るコンテストですが、
そこで私もよく知っている、鷲宮巡礼の常連二名が揃って入賞を果たしました。
http://www.digimonostation.jp/luckystar_exilim/index.html
この日、二人の日記には、私を含めて多くの人が祝電を書き込みました。
が、この結果はもしかすると、それほど不思議なことでもないのかも知れません。
時にフィグマやぬいぐるみを連れ歩き、時には本格的に三脚を構え、
思い入れ深い場所で、何千枚、何万枚も撮り続けてきた巡礼カメラマン達なら、
このようなコンテストできっと良い作品が作れる筈。
まさに、らき☆すたと聖地への『ひとえに愛』が導いた、コンビ受賞なのかも知れません。
私は今週末も、スタンプ台紙とデジカメと、痛絵馬を携えて巡礼予定です。
季節は風薫る五月。
今回はちょっと趣向を変えて、『春の鷲宮』を精一杯撮ってみるのもいいですね。
私のEOS
Kissの本気というものを今こそ……
あ、でもその前に、自動撮影モード以外の機能を覚えるのが先ですね。
凄腕カメラマン達に追いつくのは、まだしばらく後かも(笑)
著者:しほぐるむぁ
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